遺言書作成-子の生活に配慮した公正証書遺言を作成した事例
事件の種類
遺言作成
事件の概要
このご依頼者様の法定相続人は2名おられましたが、一方は同居し、もう一方は別居し疎遠という状況でありました。
ご依頼者様としては、お子さんの今後の生活に配慮した遺言を作成したいということでご相談にお越しになりました。
方針
お子さんの生活に配慮する内容ということで、不動産を同居しているお子さんに、その他の預貯金などの分配については疎遠な法定相続人側にも考慮した内容とすることにしました。
また、付言事項についても、このような偏りのある分配にする理由を記載することとしました。
その後、公証人役場とやり取りを行い、公正証書遺言として作成しました。
解決までの期間など
最初のご相談から公証人役場において遺言を作成するまでの期間は約1か月半でした。公証人役場も予約がなかなか入りずらい時期と重なったことも背景にあります。
担当弁護士の所感
まだご依頼者様はお元気ですから、遺言を作成することで紛争が防げたなどという目に見えた効果はありませんが、遺言を作成された後にご依頼者様から「これで肩の荷がおりるというか、安心した気持ちになりました。」と声をかけていただけましたので、うれしく思っております(担当弁護士 江畑,五十嵐)
The following two tabs change content below.

江畑 博之

最新記事 by 江畑 博之 (全て見る)
- 遺産分割協議-遺産調査を速やかに行い、早期に解決できた事例 - 2月 18, 2022
- 使途不明金-相続人から被相続人の預金に使途不明金があるとして、その返還請求をされた事例 - 2月 10, 2022
- 遺産分割調停-代償金を支払うことなく遺産を全て取得できた事例 - 3月 30, 2021
関連記事はこちら
- 遺産分割調停-調査の結果、相手方が被相続人から生前贈与を受けていることが判明したため、贈与分を相手方の特別受益として遺産分割を行った事例
- 遺産分割協議-遺産調査を速やかに行い、早期に解決できた事例
- 使途不明金-相続人から被相続人の預金に使途不明金があるとして、その返還請求をされた事例
- 遺産分割協議-弁護士が交渉し、疎遠となっていた相続人と遺産分割協議が成立した事案
- 遺産分割協議-弁護士の交渉により、疎遠な相続人と早期に遺産分割協議が成立した事案
- 遺産分割調停-弁護士が調停を申し立て、多数の県外在住の相続人と遺産分割調停が成立した事案
- 遺産分割調停-代償金を支払うことなく遺産を全て取得できた事例
- 遺産分割-弁護士の交渉により、自宅の土地建物を相続でき、早期に解決できた事例
- 遺産分割交渉-使途不明金が問題になったが、交渉で早期に解決できた事案
- 遺産分割調停-不動産を取得する代わりに支払う代償金の支払方法が問題となった事例
- 遺産分割協議ー遺産内容を相手方に丁寧に説明し納得してもらい、早期に解決できた事例
- 遺産分割調停-不動産を取得する代わりに支払う代償金の支払方法が問題となった事例
- 遺産分割協議-感情的対立がある場合に交渉により解決した事例
- 遺留分-訴訟にて遺留分侵害額に相当する約600万円の支払いを受けた事例
- 遺産分割協議-高額な特別受益について、交渉で勝ち取った事例
- 遺産分割調停-生命保険の受取人変更、不動産評価が問題となった事例
- 遺産分割協議-相続財産調査後、交渉により解決した事例
- 遺産分割協議-双方代理人関与のもと交渉により解決した事例
- 遺留分-感情的対立がある場合に交渉により解決した事例
- 遺言書作成-依頼者の希望に添った公正証書遺言を作成した事例
- 遺留分-使途不明金がある事案について約280万円増額した事例
- 遺言書作成-相続紛争を避けるために公正証書遺言を作成した事例
- 遺産分割協議-交渉により早期に遺産分割協議を成立させた事例
- 遺産分割協議-相続人調査と遺産分割協議書の作成を行った事例
- 遺留分-遺留分侵害額に相当する約600万円の支払いを受けた事例
- 遺言書作成-字が書けない方について公正証書遺言を作成した
- 死因贈与-死因贈与契約を立証し、預金の払い戻しを受けた事例
- 不当利得-預金の使い込みをした相続人から返還を受けた事例
- 相続税-土地境界の確定による相続税の更正をした事例