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【解決事例】疎遠な兄弟との間で遺産分割調停が成立し、1200万円を取得した事例

事案の概要

県外に住む疎遠な兄弟間の遺産分割協議です。両親が死亡し、その遺産分割協議を行うべく、弊所にご依頼されました。

弁護士の活動

亡くなったご両親が相手方とともに居住していたことから、まず遺産の調査を行いました。また、過去に売却をした不動産等を調査し、特別受益等を調査しました。

相続財産調査を行った上で、相手方に対して書面で遺産分割協議の申し入れをしましたが、全く連絡がなく、話し合いは進みませんでした。

そこで、家庭裁判所に対して遺産分割調停を申し立てました。

相手方は、自分が両親を介護してきた等の寄与分の主張をしてきましたが、両親が介護施設に入所していたことを把握し、強く反論をしました。

相手方の代理人弁護士がかなり個性的な主張を展開されたこともあり、調停委員の先生もかなり苦労をされていましたが、当方も一つ一つ反論をしていきました。

最終的に、遺産のうち不動産の売却を行った上で、依頼者が1200万円を取得することで合意しました。

同不動産は新潟県内にあるのですが、地方にあるものですから、売却の難航が予想されましたが、地元の不動産業者と連携し、無事早期に売却に至りました。

担当弁護士の所感

疎遠な兄弟間での遺産分割はなかなか進みません。このような中で、確実に相続分に相当する金員を獲得できたことは、大変よかったです。(担当弁護士 五十嵐勇)

掲載日2025年6月9日

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五十嵐 勇

五十嵐 勇

新潟県加茂市出身 新潟県立三条高校 卒業 新潟大学法学部法学科 卒業 九州大学法科大学院 修了 弁護士登録(66期)

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